トイレはほとんどの場合狭く、換気扇をその限られたスペース内に設置するため(だいたい天井の隅っこ)掃除がしにくく、お手入れしたいなと思ってもついつい「また今度」にしてしまいがちです。しかし換気扇にはホコリが溜まりやすいのです。
とにかく空気中にはホコリが舞っています。
目を離すとあらゆるものにあっという間に積もるホコリ。
・・・ホコリって一体何なんでしょう。
ちょっと調べてみたところ、アリゾナ大学公衆衛生学部のDavid W. Layton博士とPaloma Beamer准教授によりEnvironmental Science &Technology誌に発表された論文では、
家庭のホコリは「人間からはがれ落ちた皮膚」「カーペットや布張りの家具から出る繊維」「靴に付着して持ち込まれた土」「屋外から流れ込む空中の粉じん」
・・・だそうです。
そして外由来のものが60%を占めていると書かれているそうです。
アメリカは家の中が土足なので、日本ならもうちょっと割合が変わりそうですが。
また別の人の研究ではそこにマイクロプラスティックや黄砂に含まれるPM2.5だとか殺虫剤などに含まれる化学物質などもホコリと結合していると発表していたりして・・・。
ホコリを溜めっぱなしにしているということは、そういった物質もそこにずっと留め置いているということです。
そして換気扇を止めている時にはらりはらりと落ちてきたりして。
室内にホコリを戻しちゃったりして。
換気能力も低下するのでトイレ内の湿度も上がりカビの原因にもなります。
いいことがありません・・・
適切なお手入れの頻度の目安は、
本体カバーが週一回
内部のシロッコファン(羽)と本体が三か月に一回
です。
本体カバーにホコリが付着しているのが目で確認できる時には、内部はすでに上のような状態になっていると思っていただいて良いです。
カバーには貼り付けるだけの換気扇フィルターを付けると内部にホコリが溜まるのを防げますよ。
その代わりこまめに取り換えてくださいね。フィルターにホコリが溜まったまま放置したら同じことになります
さて。
ではいつものやる気のある方向けの、自分でお掃除する場合の注意点と手順を書き記しておきます。
注意点は以下の通りです。
①まず換気扇のスイッチを切っておくこと。
そしてブレーカーも切ります。掃除中に誤ってスイッチが入りでもしたら怪我の元です。
②本体に水気は厳禁。
換気扇は電気機器です。洗剤や水を直接吹きかけると故障の原因になります。
取り外したパーツは水洗いしますが、よく乾かしてから本体に戻しましょう。
③洗剤はキッチン用の中性洗剤を使い、柔らかいスポンジや布でおそうじします。
※お使いの換気扇により使用を禁止されている洗剤が異なりますのでおそうじする前に必ず取説をご確認ください。
手順は以下の通りです。
①パーツを順番に外す。
本体カバー→ファンハウジング→シロッコファン(羽)
※ファンハウジングはすべての機種で取り外せるわけではありませんのでご使用機種の取説をご確認の上、決して無理に外そうとしないでください。取り外せない場合はそのまま、本体内部に手を入れて下の③と同様にお掃除をしてください。
②キッチン用中性洗剤を溶かしたぬるま湯に取り外した部品を浸してつけ置き洗いをする。
シロッコファンの羽部分の汚れが頑固な場合は先の柔らかいブラシなどで擦り洗いをします。
汚れを落とし、洗い流したら水分をよくふき取り、乾燥させます。
③本体内部の汚れを拭きとります。
中性洗剤を染み込ませたスポンジ、または布で拭きとります。
残った水分はしっかりと乾燥させてください。
④パーツを取り付ける。
シロッコファン→ファンハウジング→本体カバー
いかがですか?
やってみるとそんなには難しくないと思います。
が、初めてでもそうでなくても、なかなか手を付けられないお気持ちはよくわかります。
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